看護師の髪型はどうまとめる?勤務中に崩れにくい髪型と長さ別の対策

看護師の髪型はどうまとめる?勤務中に崩れにくい髪型と長さ別の対策

朝はきれいにまとめたはずなのに、昼前には耳の横から髪が落ちてくる。

お団子をきつく結ぶと頭が痛いし、緩めると今度は崩れてしまう。ボブの場合は、襟足の短い髪がどうしても残ります。

看護師の髪型は、出勤前の仕上がりだけでなく、勤務中の動きやすさも大切です。

患者さんの体位変換や清拭、ベッドサイドでの処置など、前かがみになる場面は少なくありません。髪が顔に落ちてくるたびに直すのも、忙しい勤務中には避けたいところ。

そこで今回は、ショート・ボブ・ミディアム・ロング別に向いているまとめ方と、勤務中によくある髪型の悩みへの対策を整理しました。

目次

看護師の髪型はどうまとめるのがいい?

看護師の髪型で押さえておきたいのは、次の3点です。

  • 顔や肩に髪が落ちてこない
  • 動いたときに毛先が患者さんや作業する場所に触れにくい
  • 長時間結んでも痛みや負担が少ない

例えば、お団子ヘアは毛先まで収めやすい一方、髪が短い人には作りにくく、毛量が多い人は重さで崩れることもあります。

ボブやショートなら、無理にひとつに結ぶより、前髪やサイドの髪を確実に固定する方が扱いやすい場合もあります。

実際、2023年に女性看護師77人を対象に行われた身だしなみ調査では、勤務中の髪型は「お団子」が32%、「短いから結んでいない」が29%、「ポニーテール」が25%でした。

髪の長さや勤務先によって、選ばれている髪型は異なります。

職場の規定を確認したうえで、自分の髪質や毛量、担当する業務に合わせて選ぶのがよいでしょう。

髪の長さ別|看護師に向いているまとめ方

髪型を選ぶときは、髪の長さだけでなく、結んだあとにどれだけ毛先が残るかも確認したいところです。

髪の長さ向いている方法気をつけたいこと
ショート前髪・サイドの固定目や頬に髪が落ちないか
ボブ低めのひとつ結び、部分的な固定襟足や耳の横の短い髪
ミディアム小さなお団子、折り返し結び毛先が肩に触れないか
ロングお団子、シニヨン毛束の重さ、固定力、頭皮への負担

ショートヘア|顔周りの髪が落ちなければ扱いやすい

ショートヘアは、髪を結ぶ時間がかからず、首元もすっきりしやすい長さです。

ただし、前髪が長かったり、サイドの髪が頬にかかったりする場合は注意が必要です。

特に、耳にかけた髪が前かがみになった途端に落ちてくることがあります。

出勤前には正面から見た状態だけでなく、下を向いたときにも髪が落ちないか確認します。

ボブ|結べない襟足とサイドの髪がポイント

ボブは、看護師の仕事中に扱いが難しくなりやすい長さです。

髪が肩に届くようになると、ひとつ結びが必要になる職場もあります。しかし、短い襟足がゴムに届かず、何本も飛び出してしまうことがあります。

そんな場合は、全体を無理にひとつにまとめるより、短い部分を別に固定する方法が考えられます。

顔周りの髪も、耳にかけるだけで落ちてくるようならピンなどで固定しておくと扱いやすくなります。

美容室で髪を切る際には、勤務中に結べる長さを残すか、思い切って肩につかない長さにするかを考えておくと、毎朝のセットが楽になります。

ミディアム|毛先が肩に残らないか確認

ミディアムヘアは、ひとつに結びやすい反面、結んだ毛先が肩にかかることがあります。

その場合は、小さなお団子や折り返し結びなど、毛先を収められる方法が候補になります。

特にレイヤーが多く入っている場合、短い毛束が飛び出しやすくなります。

お団子の形を整えることよりも、落ちてくる毛束を減らせているか確認したいところです。

ロング|お団子の重さと崩れに注意

ロングヘアは毛先までまとめられるお団子やシニヨンが便利です。

ただし、毛量が多い人は、お団子が大きくなったり、時間が経つにつれて下がってきたりすることがあります。

髪をひとつにまとめると重く感じる場合は、毛束を分けて固定する方法もあります。

また、髪が長いほど結び目に重さがかかるため、ゴムだけで固定しきれない場合は、職場で認められたヘアネットなどを利用する方法もあります。

お団子・ポニーテール・ひとつ結びはどう使い分ける?

看護師のまとめ髪といえばお団子を思い浮かべますが、すべての職場でお団子が必須というわけではありません。

お団子は毛先まで収めたいときに

お団子は、髪をまとめたあとに長い毛束が残りにくい髪型です。

ロングヘアや、ひとつ結びでは毛先が肩に触れる長さに向いています。

ただし、髪の量が多い人は結び目に負担がかかりやすく、お団子が大きすぎると帽子や保護具の装着に影響することもあります。

作る位置や大きさは、勤務中の装備に合わせて調整しましょう。

ポニーテールは毛先の長さに注意

ポニーテールは手軽ですが、結んだ毛束が長いと、振り向いたときや前かがみになったときに大きく動きます。

勤務先によってはポニーテールを認めている場合もあれば、お団子などのアップスタイルを求めている場合もあります。

ひとつ結びで十分かどうかは、髪の長さと職場の規定を基準に判断します。

短い髪は無理にお団子にしなくてもいい

お団子を作れるほど長さがないボブやショートなら、顔に髪が落ちないよう整える方法が現実的です。

髪を結べるかどうかだけで考えず、前かがみになったときの状態を確認しておきましょう。

勤務中に髪型が崩れる原因と対策

ここからは、勤務中に起こりやすい困りごとを整理します。

きれいに結び直す方法を覚えるより、毎回同じところが崩れる原因を見直した方が、朝のセットも短時間で済みます。

髪型の困りごと別・対策早見表

困りごと見直したいポイント
お団子が下がってくる最初の結び目、毛束の重さ
耳の横から髪が落ちるサイドの髪の長さと固定位置
ボブの襟足がまとまらない短い髪を別に固定できるか
結ぶと頭皮が痛いゴムの強さ、結ぶ位置、引っ張り具合
汗や湿気で後れ毛が出る短い毛束の固定と整髪料
マスクや保護具で崩れる耳周りの髪と結び目の位置

お団子が時間とともに下がってくる

お団子が崩れるときは、丸めた部分だけでなく、土台となる結び目に注目します。

髪の量が多い場合、お団子全体の重さをひとつの結び目で支えることになります。

毛束を分けて固定したり、ヘアネットで飛び出す髪を収めたりすると、崩れ方が変わる場合があります。

ゴムが伸びて緩んでいないかも確認しておきたいところです。

耳の横の髪が何度も落ちてくる

前かがみになるたびに横髪が落ちる場合、後ろの結び目を強くしても解決しにくいものです。

サイドの髪が短く、後ろのゴムまで届いていない可能性があります。

耳より前の髪を先に固定するなど、落ちやすい部分を分けて考えると対応しやすくなります。

毎日同じ場所から髪が落ちるなら、美容室でその部分の長さを相談する方法もあります。

髪が細く、結んでも緩んでしまう

細く滑りやすい髪は、しっかり結んだつもりでも時間とともにゴムがずれることがあります。

ヘアゴムの太さや素材が髪質に合っているか見直してみましょう。

また、段差の多いカットは短い毛が飛び出す原因にもなります。

まとめ髪をする機会が多いことを美容師に伝え、結びやすい長さや毛量の調整を相談しておくのも一案です。

くせ毛・広がりやすい髪がまとまらない

湿気や汗で髪が広がる場合は、顔周りの短い髪が特に気になりやすくなります。

整髪料を使う場合は、香りが強すぎないものや、ベタつきにくいものなど、職場の環境に合う製品を選びます。

整髪料だけで全体を固めるより、落ちやすい部分を先に固定しておくことも大切です。

長時間お団子にすると頭が痛いときは?

きれいにまとめるため、毎日かなり強く髪を引っ張って結んでいる人もいるかもしれません。

ただ、頭皮が痛くなるほど強く結ぶ習慣は見直したいところです。

米国皮膚科学会(AAD)は、きついポニーテールやお団子など、長期間にわたって髪を引っ張る髪型が「牽引性脱毛症」の原因になることを指摘しています。

結んだ部分が痛む場合は、引っ張り具合や結ぶ位置を変えることを考えましょう。

特に、毎日同じ位置で結んでいる場合は、負担が集中していないか確認したいところです。

髪を緩めると崩れてしまうなら、結び目を強くするだけでなく、毛束の分け方や固定具を見直す方法があります。

頭皮の痛みや生え際の抜け毛が続く場合は、皮膚科で相談してください。

看護業務ごとに気をつけたい髪型のポイント

髪型の崩れ方は、担当する業務によっても変わります。

体位変換・移乗介助では毛先の動きに注意

体位変換や移乗介助では、体を前に倒したり、患者さんの近くで姿勢を変えたりします。

結んだ毛先が長いと、こうした動きに合わせて髪が前に流れることがあります。

ポニーテールの場合は、実際に前かがみになり、毛先がどこまで動くか確認しておきましょう。

清拭・処置では前髪や横髪を落とさない

清拭や処置の途中で前髪が落ちてくると、視界の妨げになります。

髪を直すために手を顔や頭へ持っていく回数も増えてしまいます。

処置中に必要な手指衛生や清潔操作を妨げないよう、顔周りの髪はあらかじめ固定しておきたいところです。

マスク・保護具を着けるときは結ぶ位置を確認

耳の周囲にヘアピンや毛束が集中していると、マスクのひもなどと干渉する場合があります。

また、お団子の位置によってはキャップや保護具が装着しづらくなることもあります。

保護具は指定された方法で正しく装着することが優先です。

髪型の方を調整し、装着や着脱の妨げにならないようにしましょう。

夜勤では結び目の負担にも注意

長時間の夜勤では、夕方は気にならなかった結び目が、深夜になると痛く感じられることもあります。

休憩中に髪型を直す場合も、再びきつく結び直すだけでなく、結ぶ位置や毛束の重さを見直してみましょう。

仮眠がある勤務では、後頭部のお団子が枕に当たることもあります。休憩時の負担も含めて、無理なく続けられる髪型を考えたいところです。

ヘアゴム・ピン・クリップは何を基準に選ぶ?

ヘア用品を選ぶときは、色やデザインに加えて、勤務中に外れにくいかどうかも確認します。

ヘアゴムは髪の量と太さに合わせる

毛量が多い場合は、細いゴム1本で無理にまとめるより、適度な太さと固定力のあるものが扱いやすいでしょう。

髪が細い人は、滑りやすいゴムを避けるなど、髪質との相性を確認します。

ヘアピンは落ちにくさを重視

前髪やサイドを固定するピンは、勤務中に抜け落ちないものを選びます。

特に患者さんの近くで作業する機会が多い場合、落下しやすい飾り付きのピンは避けたいところです。

大きなヘアクリップは勤務先の規定を確認

普段使いには便利なヘアクリップですが、医療現場では大きさや装飾が制限されることがあります。

患者さんへの接触や保護具の装着を妨げないものを選び、職場のルールに従ってください。

出勤前30秒でできる髪型チェック

出勤前に髪を整えたら、最後に少しだけ体を動かして確認してみましょう。

  • 顔を下に向けても、前髪や横髪が落ちない
  • 左右を向いても、結んだ毛束が大きく揺れない
  • 襟足の短い髪が飛び出していない
  • ヘアピンやクリップが緩んでいない
  • マスクなど必要な装備の邪魔にならない
  • 結び目がきつすぎず、頭皮に痛みがない

鏡で見た仕上がりに加えて、実際に仕事をするときの姿勢を取ってみるのがポイントです。

毎回同じ部分が崩れるなら、そこが次に見直す場所です。

まとめ|勤務中に直さずに済む髪型を選ぼう

看護師の髪型は、髪の長さや毛量、担当する業務によって向いているまとめ方が変わります。

ショートやボブは前髪とサイドの固定、ミディアムやロングは毛先まで収めることがポイントです。

お団子が崩れるなら土台の結び目、横髪が落ちるならサイドの固定、頭皮が痛いなら引っ張り具合や結ぶ位置を見直してみましょう。

患者さんの近くで動いても髪が邪魔にならず、長時間の勤務でも大きく崩れない。

そんな髪型が見つかると、忙しい日の身だしなみも少し楽になります。

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