夜勤で動き回ったあと、前髪がぺたっとする。頭皮の汗やベタつきも気になる。
とはいえ、勤務中に髪を洗うわけにはいきません。
そんなときに使えるのがドライシャンプーです。水やシャワーを使わず、頭皮や髪のベタつきを一時的に整えられるヘアケア用品で、スプレーやシートなどさまざまなタイプがあります。
夜勤中の休憩時間、勤務後にそのまま予定がある日、災害時や入浴できない場面など、通常のシャンプーがすぐできないときに使えます。
この記事では、ドライシャンプーの使い方とタイプの違い、夜勤中に使うときに気をつけたい点をまとめます。
ドライシャンプーとは?
ドライシャンプーは、水で髪を洗わずに使えるヘアケア用品です。
髪や頭皮についた皮脂を吸着したり、汗をふき取ったりすることで、ベタついた髪をさらっと整えます。
たとえば花王の「メリット ドライシャンプースプレー」は、スポーツ後や外出先、入浴できないときの使用を想定。使用前に髪や地肌の汗をふき取り、髪を持ち上げて地肌へスプレーする使い方が案内されています。
一方、シートタイプは地肌や髪を直接ふけるのが特徴。前髪や髪の結びあとにも使える商品があります。
夜勤中に髪のベタつきが気になるときに
夜勤は勤務時間が長く、病棟内を歩き回ったり、ケアで体を動かしたりする場面もあります。
休憩に入ったころには、
「前髪が束になっている」
「頭皮の汗が気になる」
「勤務後にそのまま出かけたい」
という日もあります。
ドライシャンプーなら、シャワーを浴びられない時間帯でも髪を一度整えられます。
特に使いやすいのは、休憩時間や勤務終了後。患者さんの近くで使うのではなく、更衣室など勤務先のルールに沿って使える場所を選びます。
スプレーとシート、どちらが使いやすい?
ドライシャンプーには複数のタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 夜勤での使いやすさ |
|---|---|---|
| スプレー | 地肌へ吹きかけて使う。広い範囲に使いやすい | 更衣室などで短時間に使いたいとき |
| シート | 地肌や髪を直接ふく | 持ち運びやすく、噴射せず使える |
| パウダー | 皮脂を吸着して髪をさらっと整える | 前髪や根元を部分的に整えたいとき |
夜勤中に持ち歩くなら、個包装や薄型のシートタイプはバッグに入れやすいのが利点です。
スプレータイプは頭皮全体へ使いやすい一方、周囲へ噴射するため、使用場所には注意が必要です。
スプレータイプの基本的な使い方
商品によって使用方法は異なりますが、花王のドライシャンプースプレーでは、最初に髪や地肌の汗をふき取ってから使います。
流れは、
汗をタオルなどでふき取る
↓
ボトルを振る
↓
髪を持ち上げて地肌へスプレー
↓
手でなじませる
↓
必要に応じてタオルでふく
となっています。
汗で髪がかなり濡れている状態から大量にスプレーするより、先に汗をふき取っておくのがポイントです。
前髪だけ気になる場合も、髪全体に使う必要はありません。ベタつきやすい根元を中心に少量ずつ使います。
シートタイプなら地肌から髪までふける
スプレーする場所を確保しにくいなら、シートタイプも選択肢になります。
メリットのドライシャンプーシートでは、シートを広げ、指先を小刻みに動かしながら地肌や髪をふく方法が案内されています。
頭皮だけでなく、
前髪
結んだあとの髪
生え際
襟足
など、汗が気になるところを狙って使いやすいタイプです。
使い終わったら捨てられるので、夜勤バッグへ入れておく用途にも向いています。
ドライシャンプーだけで洗髪を済ませ続けない
ここは使い方で重要なところです。
ドライシャンプーは、皮脂を吸着したり髪の見た目を整えたりするためのアイテム。通常のシャンプーと水による洗髪まで置き換えるものではありません。
米国皮膚科学会(AAD)も、ドライシャンプーは油分を吸収するものの髪自体を洗浄するものではなく、定期的にシャンプーと水で洗う必要があると説明しています。
夜勤中にドライシャンプーを使った場合も、
勤務中はドライシャンプー
↓
帰宅後は通常のシャンプー
という使い分けが基本です。
夜勤明けで疲れていると、そのまま寝たくなる日もありますが、ドライシャンプーを何日も重ねて使い続ける方法は避けます。
使いすぎると頭皮に残ることも
ドライシャンプーを大量に使えば、さらにすっきりするとは限りません。
パウダーなどの成分が頭皮や髪に残ると、乾燥したり、ごわついたりする場合があります。
AADでは、少量を必要な場所だけにつけ、通常のシャンプーによる洗髪も続けるよう案内しています。頭皮にかゆみや刺激が出た場合は使用を中止するよう勧めています。
「前髪だけ」「頭頂部だけ」など、気になる範囲へ少しずつ使う方が扱いやすくなります。
夜勤で使うなら香りも確認
ドライシャンプーには香り付きの商品が多くあります。
たとえばメリットのスプレータイプはバーベナ&レモン、シートタイプにはサボン&ピーチなどの香りがあります。
自宅なら好みで選べますが、勤務先で使う場合は少し事情が変わります。
香りに関する院内ルールがある場合はそちらを優先。強い香りが残る商品より、無香料や香りが弱いものを探す方法もあります。
患者さんと接する直前ではなく、勤務終了後に使うなど、使うタイミングを変える方法もあります。
スプレータイプは使用場所にも注意
エアゾール式のドライシャンプーには可燃性ガスを使用している商品があります。
花王のメリット ドライシャンプースプレーにも「火気と高温に注意」と明記されています。
病院内で使うなら、勤務先のルールを確認したうえで、患者さんのいる病室ではなく、更衣室など適切な場所を選びます。
噴射すること自体が気になる職場なら、シートタイプの方が扱いやすいでしょう。
夜勤明けにそのまま予定がある日にも
ドライシャンプーが便利なのは勤務中だけではありません。
夜勤が終わったあと、そのまま買い物へ行く日。
病院から駅へ向かう前に前髪だけ整えたい日。
帰宅前に人と会う予定がある日。
髪を洗って乾かし直すほどの時間はなくても、頭皮や髪のベタつきを一度整えるだけで扱いやすくなります。
夜勤明けの時短美容グッズとして考えると、炭酸パックやヘアファンデーションとはまた違った使い道があります。
こんなドライシャンプーを選ぶと使いやすい
夜勤用なら、爽快感だけで決める必要はありません。
持ち歩くならサイズ、職場で使うなら香りや噴射の有無、前髪中心なら部分的に使いやすいかどうか。
この3点を見ると選びやすくなります。
特に初めて使う場合は、毎日使う前提で大容量品を選ぶより、小さめの商品やシートタイプから試す方法もあります。
頭皮が敏感な人は、メントールやアルコールなどの成分も確認してください。花王のシート商品でも、メントールの刺激に弱い人やアルコール過敏症の人への注意が記載されています。
まとめ
ドライシャンプーは、夜勤中や夜勤明けに頭皮や髪のベタつきが気になったとき、短時間で髪を整えられるアイテムです。
スプレータイプなら広い範囲へ使いやすく、シートタイプなら持ち歩きやすく、必要な部分を直接ふけます。
夜勤中はドライシャンプーで一時的に整え、帰宅後は通常のシャンプーで洗う。この使い分けが基本です。
勤務先で使うなら、香りや使用場所、スプレーの可否も確認しておきたいところ。
長い夜勤の途中で前髪や頭皮が気になる日、勤務後にそのまま予定がある日。バッグへ入れておける時短ヘアケアのひとつとして使えます。
参考情報:American Academy of Dermatology「Dry shampoo: Dermatologists’ tips for getting your best results」
花王「メリット ドライシャンプースプレー」「メリット ドライシャンプーシート」。

