ルシェロ歯ブラシを調べると、「P20」「P21」「B10」「P10」など似た名前の商品がいくつも出てきます。
さらに「P20は女性向け」と紹介されているページもあり、
「男性がP20を使ってもいい?」
「P20とP21は何が違う?」
「テレビで1位だったP20ピセラSを選べばいい?」
と迷いやすいシリーズです。
結論から見ると、ルシェロは「女性だから20」「男性だから10」と性別だけで選ぶ商品ではありません。
見るポイントは、
- むし歯予防を重視するか
- 歯周病対策を重視するか
- 口の中でブラシを動かしやすいか
- 奥歯までヘッドが入るか
- 歯ぐきの状態はどうか
- 歯磨きにどのくらい時間をかけられるか
です。
テレビで話題になったP-20ピセラSも、すべての人に合う1本という意味ではありません。
ルシェロの型番を「男女」ではなく、使い方から整理してみます。
テレビで1位になったのは「P-20ピセラS」
ルシェロ歯ブラシが注目されたきっかけのひとつが、2026年8月31日放送のTBS「プロフェッショナルランキング」です。
歯科医師がリアルに使っている歯ブラシとして、「ルシェロ歯ブラシ P-20ピセラS」が1位に選ばれました。
P-20ピセラは、歯周病対策を目的としたコンパクトタイプの歯ブラシです。
ブラシ部分には、
- 長いテーパー毛
- 短いラウンド毛
を組み合わせた段差植毛を採用。
細い毛先を歯間部や歯周ポケットへ入れながら、短い毛で歯面を磨く構造です。
ヘッド先端には、奥歯など狙った場所へ毛先を当てやすい「先端集中毛」も配置されています。
ただし、テレビで紹介された「S」は毛の硬さが「やわらかめ」のモデルです。
ランキング1位という理由だけでSを選ぶより、自分の歯ぐきの状態まで見た方が選びやすくなります。
P-20は「女性用」と書かれているけれど男性も使える?
ここがルシェロで特に分かりにくいところです。
ジーシーの一般向けP-20商品ページには、「大人の女性向け」「女性向けの歯周病用歯ブラシ」という説明があります。
そのため、
「P-20は女性専用?」
「男性はP-10を使うもの?」
と考えてしまいがちです。
現在のルシェロシリーズを見ると、性別だけで型番を分ける考え方ではありません。
コンパクトなヘッドが磨きやすいか、標準サイズの方が使いやすいかという「口の中での操作性」が重要です。
実際、ジーシーの臨床資料には男性が20シリーズを使用している例もあります。
つまり、
女性だからP-20
男性だからP-10
と固定する必要はありません。
口が小さい人、奥歯まで大きな歯ブラシを入れにくい人、コンパクトヘッドの方が細かく動かしやすい人なら、男性でも20シリーズは候補になります。
逆に、女性でも標準サイズのP-10の方が磨きやすい場合があります。
「10」「20」「21」は何が違う?
ルシェロの数字を見ると難しく感じますが、大まかにはヘッドサイズや設計の違いと考えると整理しやすくなります。
10シリーズ
標準サイズのヘッドです。
P-10なら歯周病対策用。
B-10ならむし歯予防を中心としたタイプです。
歯ブラシを細かく動かせて、標準サイズでも奥まで問題なく届く人なら選択肢になります。
20シリーズ
コンパクトタイプです。
P-20ピセラ、B-20ピセラがあります。
口の中で動かしやすい小さめのヘッドを好む人や、奥歯付近で大きなヘッドが邪魔に感じる人に向いています。
21シリーズ
20シリーズのコンパクトさをベースに、さらにヘッドを薄くしたモデルです。
P-21、B-21があり、2025年に追加されました。
メーカー資料では、20シリーズよりヘッドを20%薄型化。
最後の奥歯のさらに後ろ側までブラシを入れやすくすることを狙った設計です。
P-20とP-21、今買うならどっち?
検索でも「ルシェロ 歯ブラシ 20と21の違い」がよく調べられています。
新しいP-21が出たことで、
「P-20は古いからP-21を選べばいい?」
という疑問も出てきます。
現在もP-20とP-21は両方ラインナップされています。
そのため、単純にP-21がP-20の完全な置き換えという関係ではありません。
大きな違いはヘッドの薄さです。
P-21はP-20よりヘッドが薄く、奥歯の後ろへ入り込みやすい設計になっています。
たとえば、
- 奥歯を磨くときに頬が邪魔になる
- 一番奥までブラシを入れにくい
- ヘッドの厚みが気になる
という人ならP-21の特徴を活かしやすくなります。
P-20で問題なく奥歯まで磨けているなら、P-21へ変える必要があるとは限りません。
「21の方が新しい」よりも、
「自分の奥歯までブラシが届いているか」
で見る方が分かりやすい違いです。
B-10とP-10の違いは「男性用・女性用」ではない
関連検索には「ルシェロ 歯ブラシ B10」「ルシェロ 歯ブラシ P10」も出ています。
このBとPは、男女を表しているものではありません。
大まかには、
Bシリーズ:むし歯予防を重視
Pシリーズ:歯周病対策を重視
という違いがあります。
Bシリーズ
BはBasic。
歯面や歯間部のプラークを落とすことを重視した設計です。
B-10、B-20、B-21などがあります。
歯ぐきが健康で、むし歯予防を中心に考えたい人はこちらが候補です。
Pシリーズ
PはPerio。
歯周病予防や歯周ポケットのケアを意識したシリーズです。
P-10、P-20、P-21などがあります。
テーパー毛を組み合わせ、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットへ毛先を届けやすくしています。
「P20がテレビで1位だったからPシリーズ」という選び方よりも、自分が何を重点的にケアしたいかを見る方が自然です。
P-20のMとSはどう選ぶ?
P-20には、
P-20M
P-20S
があります。
違いは毛の硬さです。
P-20M
Mは「ふつう」。
メーカーでは、
- 歯周病予防
- 健康な歯肉
- 軽度歯周炎
- 歯周病治療後のメインテナンス
などを対象にしています。
歯ぐきに強い痛みや腫れがなく、普段の歯周病予防として使いたい場合はこちらが基準になります。
P-20S
Sは「やわらかめ」。
メーカーでは、
- 歯肉の腫れ
- 痛み
- 出血
- 中等度~重度歯周炎
などがあるケースを対象としています。
テレビで1位になったのはこちらです。
「やわらかい方が歯ぐきに優しそう」という感覚だけでSを選ぶより、歯ぐきの状態から考えるのが本来の選び方です。
出血や腫れが続く場合は、歯ブラシを変えるだけで様子を見るより、歯科医院で状態を確認してもらう方が安心です。
B-20とP-20は見た目が似ていても毛先が違う
B-20とP-20は、どちらも「ピセラ」という名前がついたコンパクトタイプです。
ヘッドサイズだけを見ると似ていますが、毛先の設計が異なります。
B-20はラウンド毛を中心に構成し、歯面や歯間部のプラーク除去を重視。
P-20はテーパー毛とラウンド毛を組み合わせ、歯周ポケットへのアプローチを意識しています。
選び方を簡単にすると、
むし歯予防を中心に考えたい → B-20
歯周病対策を中心に考えたい → P-20
となります。
コンパクトサイズが欲しいからP-20、という決め方だけではなく、B-20も一緒に比較すると選びやすくなります。
P-10とP-20は「大きい・小さい」だけではない
P-10とP-20は、どちらも歯周病対策用です。
違いは主にヘッドサイズと植毛です。
P-10は標準サイズで3列植毛。
P-20はコンパクトサイズで4列植毛です。
P-20は小さめのヘッドですが、4列植毛によって歯面へ安定して毛を当てられる設計になっています。
細かく動かしたい人にはP-20。
標準サイズの方が一度に広い範囲へ当てやすい人ならP-10。
このように、性別よりブラシを動かしやすい方を選ぶ方が実用的です。
小さいヘッドほど正解とは限らない
歯ブラシを選ぶとき、
「小さいヘッドの方が奥まで届くから良い」
と思いやすいですが、磨ける時間によっては別の考え方もあります。
ジーシーが公開している歯科医院の臨床例では、ブラッシング時間によって歯ブラシを提案しているケースがあります。
ブラッシング時間が3分以内なら、幅広ヘッドのB-30やP-30。
3分以上かけられる場合はB-10、P-10、B-20、P-20など。
という選び方です。
小さいヘッドは細かく動かせる一方、一度に磨ける範囲は狭くなります。
短時間で全体を磨く必要があるなら、幅広ヘッドが合うこともあります。
ここは「一番小さいものを選べばいい」という単純な話ではありません。
看護師が職場用に使うなら「何分磨けるか」も見たい
看護師の場合、自宅での歯磨きと勤務中の歯磨きでは条件が変わります。
日勤の休憩中。
夜勤中。
食事の後。
急いで歯磨きを済ませたい日もあります。
そこで職場用の歯ブラシを選ぶなら、
「ポーチに入るか」
だけでなく、
「実際に何分磨けるか」
まで考えると選びやすくなります。
たとえば、自宅ではP-20やP-21を使って奥歯まで細かく磨く。
勤務中は時間が限られるため、少し広いヘッドを使う。
というように、自宅用と職場用を同じ歯ブラシにする必要もありません。
歯ブラシを2本使い分けることで、「家では丁寧に」「職場では短時間で全体を」という役割分担もできます。
夜勤用ならコンパクトさだけでなく保管方法も重要
職場に歯ブラシを置いている場合、保管方法も気になります。
使用後は流水でしっかり洗い、水気を切って乾燥させるのが基本です。
濡れた状態のままキャップをしてロッカーやポーチへ入れると、乾きにくくなります。
ルシェロにはキャップ付きの商品もありますが、使用直後に密閉するためというより、持ち運び時に毛先を保護するものとして考えた方が使いやすいです。
夜勤バッグへ入れる場合も、一度乾燥させてから収納できる環境を作っておくと管理しやすくなります。
ルシェロ歯磨き粉も一緒に使う必要はある?
関連検索には「ルシェロ 歯磨き粉」も出ています。
ルシェロには歯ブラシだけでなく、
- ルシェロ歯みがきペースト ホワイト
- ルシェロ歯みがきペースト マスデントF
などの歯磨き剤があります。
ただ、ルシェロ歯ブラシを使うために、必ず同じブランドの歯磨き粉をセットで使う必要があるわけではありません。
目的で選ぶ方が分かりやすいです。
着色汚れが気になるならホワイト。
歯周病予防を意識するなら、その目的に合った歯磨き剤。
というように、歯ブラシとは別に考えられます。
「P-20を買ったから歯磨き粉もルシェロにする」というより、自分が何をケアしたいかを先に決める方が選びやすくなります。
ルシェロは結局どれを選べばいい?
迷ったときは、型番を全部覚える必要はありません。
自分の状況から逆に選ぶと整理しやすくなります。
むし歯予防を中心にしたい
Bシリーズ。
標準サイズならB-10。
コンパクトならB-20。
奥歯まで入りやすい薄型ヘッドならB-21。
歯周病予防を中心にしたい
Pシリーズ。
標準サイズならP-10。
コンパクトならP-20。
奥歯まで入りやすい薄型ヘッドならP-21。
歯ぐきに腫れや出血がある
PシリーズのSタイプ。
ただし、症状が続く場合は歯科医院で状態を確認してもらった方が安心です。
口が小さい・奥歯まで大きなヘッドが入りにくい
20シリーズ、または21シリーズ。
特にヘッドの厚みが気になるなら21シリーズが候補です。
男性だけどP-20が気になる
使って問題ありません。
性別より、コンパクトヘッドの方が口の中で動かしやすいかを見る方が重要です。
女性だからP-20を選ぶべき?
必ずP-20ということではありません。
標準サイズの方が磨きやすいならP-10やB-10も候補になります。
職場で短時間しか磨けない
B-30、P-30のような幅広ヘッドも比較する価値があります。
細かく磨くことだけでなく、限られた時間で全体へ毛先を当てられるかという視点も必要です。
ルシェロ歯ブラシはどこで買える?
ルシェロは歯科医院で取り扱われているほか、現在は楽天市場やAmazonなどの通販でも購入できます。
通販では型番がよく似ているため、
P-20M
P-20S
P-21M
P-21S
まで確認して購入した方が間違いを防げます。
特に「P20」で検索するとMとSが混在します。
テレビで紹介されたのはP-20Sですが、普段の歯周病予防としてメーカーが示しているのはMです。
ランキングだけでSを選ばず、用途まで確認してから購入するのがおすすめです。
歯ブラシは1本決めたら終わりではない
歯ブラシは、使ってみないと分からない部分もあります。
奥まで届くと思って買ったのに、頬に当たって動かしにくい。
コンパクトすぎて磨くのに時間がかかる。
やわらかめを選んだら物足りない。
こうした違いは実際に使って初めて分かります。
最初から10本セットを買うより、型番が決まっていない段階では少数から試した方が失敗しにくいです。
また、歯ブラシは毛先が開いたら交換します。
日本歯科医師会では、1か月程度を交換の目安としています。
職場用と自宅用を分けている場合も、毛先の状態をそれぞれ確認しておくと交換時期を判断しやすくなります。
まとめ
ルシェロ歯ブラシは種類が多く、最初は型番が分かりにくいシリーズです。
ただ、
BかP
↓
10・20・21
↓
MかS
の順に考えると整理できます。
むし歯予防ならB。
歯周病対策ならP。
標準サイズなら10。
コンパクトなら20。
奥歯への入りやすさを重視するなら薄型の21。
歯ぐきが健康で歯周病予防を考えるならM、腫れや出血などがある場合はSがメーカーの想定するタイプです。
「女性だからP-20」「男性だからP-10」という選び方に固定する必要はありません。
テレビで1位になったP-20ピセラSも、ランキングだけで決めるより、自分の歯ぐきの状態や口の大きさ、磨ける時間まで含めて比較すると選びやすくなります。
看護師が職場用として使う場合も、
「コンパクトだから持ち運びやすい」
だけでなく、
「勤務中に何分磨けるか」
まで考えると、自宅用とは違う1本が合うこともあります。

