手洗いや手指消毒の回数が多い仕事では、手の乾燥やカサつきが気になることがあります。
そんな中で検索が増えているのが「パピリオハンドクリーム」。
正式な商品名は「ハンドマッサージエッセンスリペアSS」で、パピリオでは薬用の「手の美容液」として販売されています。50g・100gのほか、大容量タイプも用意されています。
看護師が気になるのは、単に保湿力があるかどうかだけではありません。
勤務中に使いやすいか。
塗ったあとにベタつかないか。
手指消毒や手袋を使う仕事でも問題ないか。
パピリオの特徴を確認しながら、看護師が使う場合に見ておきたいポイントを整理します。
看護師がパピリオハンドクリームを使う前に確認したい3つのこと
看護師が仕事用のハンドケアを選ぶときは、自宅で使う場合とは少し条件が違います。
最初に見たいのは、
- 塗ったあとに仕事へ戻りやすいか
- 持ち歩けるサイズがあるか
- 勤務先で使用できる製品か
の3点です。
ベタつきにくさは仕事中では重要
パピリオ公式では、「浸透力が高くベタつかないので家事の間も仕事中も使える」と案内しています。
看護師の場合、ハンドクリームを塗ったあとに、
電子カルテを操作する
ペンを持つ
物品を扱う
手袋をつける
といった動作があります。
しっとり感が強すぎる製品だと、仕事中には使いにくいと感じることもあります。
その点、「ベタつきにくさ」を特徴としているのは、勤務中のハンドケアを考えるうえで確認しやすいポイントです。
ただし、実際の使用感には個人差があります。
50gなら持ち歩きやすい
パピリオの「ハンドマッサージエッセンスリペアSS」には50gがあります。
公式価格は990円。
100gは1,650円なので、ロッカーや自宅用なら100g、バッグやポーチへ入れるなら50gという分け方ができます。
勤務中に毎回取りに戻ることを考えると、小さいサイズを持っておけるのは使いやすいところです。
勤務先で使っていいかは別に確認する
ここは商品レビューだけでは見落としやすいところです。
CDCは、医療従事者の手指ケアについて、ローションやクリームは手洗いなどによる乾燥を防ぐ助けになる一方、医療機関で承認された製品を使うよう案内しています。
理由は、手指衛生製品などとの相互作用を避けるためです。
つまり、
「ベタつかないから勤務中に使える」
だけで判断するのではなく、勤務先で使用できるハンドクリームかどうかを確認する必要があります。
病院や施設によってルールは異なります。
パピリオハンドクリームの正式名称は「ハンドマッサージエッセンスリペアSS」
「パピリオハンドクリーム」という名前で検索されていますが、正式な商品名は、
「ハンドマッサージエッセンスリペアSS」
です。
医薬部外品として販売されており、パピリオ公式では荒れ・カサつきをケアする薬用の「手の美容液」と紹介しています。
一般的な「ハンドクリーム」という商品名ではありません。
有効成分は2種類
公式に記載されている有効成分は、
グリチルレチン酸ステアリル
酢酸DL-α-トコフェロール
です。
さらに、保湿成分として、
加水分解ヒアルロン酸
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
加水分解コラーゲン液
水溶性コラーゲン
などが配合されています。
「黄色い粒」が入っているのも特徴で、公式では8種類の和漢植物エキスを配合した粒と説明しています。
ワセリンも配合されている
成分表示を見ると、その他の成分として白色ワセリンも配合されています。
ただし、
「ワセリン配合=ワセリンと同じ使用感」
という意味ではありません。
複数の保湿成分や基剤を組み合わせた製品なので、成分表の一つとして見るのが適切です。
パピリオは手荒れが気になる看護師に向いている?
ここは「看護師だから向いている」と一括りにはできません。
ただ、看護師の仕事と商品の特徴を照らし合わせると、候補にしやすい場面はあります。
手洗いが多く乾燥が気になる
医療従事者は勤務中に何度も手指衛生を行います。
CDCでは、医療従事者が1勤務中に100回近く手指衛生を行う場合もあるとしています。
これだけ回数が増えると、手肌の状態を保つこと自体が課題になります。
CDCも、ローションやクリームには手指衛生による乾燥を防ぎ、軽減する役割があるとしています。
そのため、手洗いや消毒の回数が多く、
「勤務後に手がカサつく」
「冬になると乾燥しやすい」
という場合は、日常の保湿ケアを取り入れる意味があります。
塗ってすぐ作業へ戻りたい
パピリオが公式に「ベタつかない」としている点は、仕事中に使う場合と相性がいい特徴です。
ただし、
ベタつきの感じ方
塗る量
手肌の状態
で使用感は変わります。
最初から勤務中用として大容量を買うより、50gで試してみる方法もあります。
強い手荒れや湿疹がある場合は別
ハンドクリームは日常の保湿ケアに使うものです。
ひび割れ、湿疹、強い赤み、痛みなどが続いている場合まで、市販のハンドケアだけで対応する前提にはしない方がいいでしょう。
症状が強い場合は医療機関への相談が必要になります。
看護師は「手洗い回数を減らす」のではなく、手指衛生と保湿を分けて考える
手荒れが気になると、
「手洗いを減らせばいいのでは?」
と考えたくなるかもしれません。
しかし、医療現場では手指衛生が感染対策の基本です。
WHOは手指衛生を標準予防策の主要な要素として位置付けています。
CDCでも、患者への接触前後、無菌操作前、体液への接触後、手袋を外した直後などに手指衛生を行うよう推奨しています。
乾燥対策のために手指衛生を減らすのではなく、
必要な手指衛生は行う
そのうえで手肌をケアする
と分けて考える必要があります。
石けんとアルコール消毒では肌への影響も違う
CDCでは、手が目に見えて汚れていない多くの臨床場面では、石けんと水による手洗いよりアルコールベースの手指消毒剤を優先しています。
その理由の一つとして、石けんと水より刺激や乾燥が少ないことも挙げています。
もちろん、手が目に見えて汚れている場合などは石けんと水による手洗いが必要です。
「乾燥するから消毒しない」という選択ではなく、感染対策のルールに沿ったうえで保湿を組み合わせることになります。
パピリオは50g・100g・280g・380gから選べる
現在公式サイトで確認できるサイズは4種類です。
| サイズ | 公式価格 | 使い方のイメージ |
|---|---|---|
| 50g | 990円 | バッグ・勤務先用 |
| 100g | 1,650円 | 自宅・ロッカー用 |
| 280g | 4,180円 | 大容量 |
| 380g | 4,180円 | 大容量 |
2026年9月14日時点で、公式サイトでは280gと380gはいずれも4,180円で掲載されています。
価格や販売状況は変わる可能性があるため、購入時に確認してください。
初めてなら50gが選びやすい
勤務中に使えるか試したい場合は、50gが最も始めやすいサイズです。
手に合うか。
香りや使用感は気にならないか。
勤務中に使いやすいか。
このあたりを確認してから大きいサイズへ移る方が無駄がありません。
パピリオを勤務中に使うなら「ベタつかない」だけで決めない
パピリオのハンドマッサージエッセンスリペアSSは、
医薬部外品
ベタつきにくさを特徴としている
50gから選べる
保湿成分を複数配合している
という点では、仕事中のハンドケア候補に入れやすい製品です。
一方、看護師が勤務中に使う場合にはもう一つ条件があります。
勤務先で使用可能な製品かどうか。
医療現場では、手指消毒剤や手袋などとの兼ね合いもあるため、市販のハンドクリームを自由に使えるとは限りません。
自宅ではパピリオを使い、勤務中は施設指定のものを使う。
そんな分け方もできます。
「手荒れが気になるから、とにかく保湿力の高いものを探す」だけではなく、仕事中の動きと感染対策まで含めて選ぶ方が、看護師には現実的です。
参考資料
・パピリオ公式「ハンドマッサージエッセンスリペアSS」
商品名、成分、サイズ、価格、製品特徴の確認に使用しています。
・CDC「Clinical Safety: Hand Hygiene for Healthcare Workers」
医療従事者の手指衛生、保湿剤、手肌のケアについて確認しています。
・WHO「WHO Guidelines on Hand Hygiene in Health Care」
医療現場における手指衛生の基本的な位置付けを確認しています。

