美容好きの間で定番になりつつある「炭酸パック」。
2026年9月には、田中みな実さんがNetflixシリーズ「ダウンタイム」のプレミア試写会で、炭酸パックをほぼ毎朝使っていると明かし、改めて注目を集めました。
炭酸パックには「ジェル」「シート」などいくつかのタイプがあり、使用時間も10分ほどから60分近くまでさまざまです。
夜勤明けや寝不足の日は、スキンケアに長い時間をかけるのが面倒に感じることもあります。そんな日は短時間で使えるシートタイプ、時間に余裕のある休日はじっくり使うジェルタイプというように、その日の余裕に合わせて選べます。
この記事では、炭酸パックの種類や一般的なフェイスパックとの違い、使い方、夜勤・日勤・休日それぞれに取り入れやすいタイプをまとめます。
炭酸パックとは?
炭酸パックは、二酸化炭素(CO2)を発生させる処方を取り入れたフェイスパックです。
よく見かけるのが、ジェルとパウダーなど2種類の剤を使用直前に混ぜるタイプ。混ぜることで炭酸ガスが発生し、そのジェルを顔に塗って一定時間置きます。
一方、最近はシートと美容液を使用直前に混ぜるタイプも登場しています。
同じ「炭酸パック」という名前でも使い方はかなり違います。
| タイプ | 特徴 | 使用時間の例 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ジェル・剥がすタイプ | 2剤を混ぜて塗り、固まったジェルを剥がす | 30~60分 | 休日・夜のスペシャルケア |
| ジェル・洗い流すタイプ | 2剤を混ぜて塗り、最後に拭き取り・洗い流す | 20~30分 | 帰宅後・入浴後 |
| シートタイプ | シートと美容液を混ぜて顔に貼る | 約10分 | 忙しい朝・勤務前 |
使用時間や使用方法は商品によって異なるため、購入した商品の説明に従ってください。
炭酸パックと普通のシートマスクは何が違う?
普段使っているシートマスクとの大きな違いは、使用直前に炭酸ガスを発生させる商品が多いことです。
一般的なシートマスクは、美容液を含ませたシートを肌に密着させ、保湿成分などを角質層へ届ける仕組み。
炭酸パックはそこに炭酸ガスを利用した処方が加わります。
ただし、「炭酸」という言葉だけで効果を判断するのは避けたいところです。
商品によって配合される保湿成分、美容成分、炭酸ガスの発生方法、使用時間が違います。
肌のうるおい、キメ、ハリなど、実際にその化粧品が表示している目的を確認して選ぶ方が分かりやすいでしょう。
美容医療の「炭酸ガス治療」とは分けて考える
炭酸ガスについて調べると、美容医療の「カルボキシセラピー」が出てくることがあります。
カルボキシセラピーは、炭酸ガスを皮内や皮下へ注入する医療・美容医療領域の施術です。皮膚科領域で研究報告もあります。
家庭で使用する炭酸パックは皮膚へ注射する施術とは方法が異なります。
家庭用の炭酸パックと、美容医療で行われる炭酸ガス注入は別のものです。医療施術についての研究結果を、そのまま市販の炭酸パックの効果として扱うことはできません。
夜勤・日勤で使いやすい炭酸パックは違う
炭酸パック選びで意外に重要なのが、成分より先に「何分必要か」を確認すること。
日勤、夜勤、連勤、休日では、スキンケアに使える時間も変わります。
60分タイプを「毎朝やろう」と思って買っても、早番の日に続けるのはかなり難しいでしょう。
逆に休日のスペシャルケアなら、パックをしながら家事や動画視聴をして過ごせる長時間タイプも選択肢になります。
勤務スタイルで考えると、
「出勤前に使いたい」なら10分前後のシートタイプ。
「帰宅後に少し時間を取れる」なら20~30分タイプ。
「休日にじっくりケアしたい」なら30~60分のジェルタイプ。
という分け方が現実的です。
夜勤明けは肌の状態に合わせて
「夜勤明け=スペシャルケア」と考えたくなりますが、肌の状態は毎回同じではありません。
長時間のマスク着用などで赤みや刺激感がある日、乾燥してヒリついている日は、新しい化粧品をいくつも重ねるより、普段使っている保湿ケアを優先した方が扱いやすいでしょう。
炭酸パックも化粧品なので、刺激や違和感が出た場合は使用を中止します。使用頻度も商品によって異なるため、メーカーが案内する使用方法を確認して使います。
忙しい日はパック後の手間もチェック
炭酸パックには、時間以外にも大きな違いがあります。
ジェルを最後に剥がせる商品なら、パック後の処理は比較的簡単です。
洗い流すタイプでは、スパチュラなどでジェルを取り除いたあと、ぬるま湯で残ったジェルを落とす工程があります。
シートタイプなら、外したあと通常のスキンケアへ進める商品もあります。
勤務前に使うなら、この「パックを外した後に何をするか」まで見ておくと失敗しにくくなります。
炭酸パック3種類を使用時間で比較
現在販売されている商品から、使い方の違いが分かりやすいものを比較しました。
| 商品 | タイプ | 使用時間 | 内容 | Amazon確認価格 | 1回あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| EKATO プレシャスジェルパック | ジェル・剥がす | 30~60分 | 3回分+カップ・スパチュラ | 5,980円 | 約1,993円 |
| メディプローラー CO2ジェルマスク | ジェル・洗い流す | 20~30分 | 12回分 | 19,800円 | 約1,650円 |
| メディプローラー CO2シートマスク | シート | 約10分 | 5枚 | 4,400円 | 880円 |
EKATO プレシャスジェルパック
EKATOの「PRECIOUS GEL PACK」は、1剤と2剤を混ぜて使うジェルタイプの炭酸パックです。
Amazonでは、3回分にカップとスパチュラが付いたスターターキットが販売されています。確認時の価格は5,980円で、1回あたり約1,993円です。
ジェルを顔に塗ったあと30~60分置き、固まったパックを剥がして使用します。
使用時間は長めなので、出勤前の時短ケアより、休日や時間に余裕がある日に取り入れやすいタイプです。
【Amazon:EKATO プレシャスジェルパック スターターキット】
メディプローラー CO2ジェルマスク
メディプローラーの「CO2ジェルマスク」は、ジェルと顆粒を使用直前に混ぜて使うタイプです。
Amazonでは12回分が19,800円で販売されており、1回あたり1,650円です。
顔に塗ったあと20~30分ほど置き、ジェルを取り除いてから洗い流します。
EKATOより使用時間は短めですが、シートマスクよりは時間を取るタイプ。帰宅後や休日など、少し余裕があるときのケアに向いています。
【Amazon:メディプローラー CO2ジェルマスク 12回分】
メディプローラー CO2シートマスク
メディプローラーの「CO2シートマスク」は、約10分で使えるシートタイプです。
Amazonでは5枚入りが4,400円で販売されており、1回あたり880円です。
ジェルを混ぜて塗るタイプと比べると、準備や使用時間が短いのが特徴。出勤前や帰宅後など、まとまった時間を取りにくい日にも使いやすいタイプです。
【Amazon:メディプローラー CO2シートマスク 5枚入り】
価格だけでなく1回あたりで比較する
炭酸パックは、一般的な大容量シートマスクと比べると価格帯が高めです。
箱の価格だけを見ると比較しにくいため、
商品価格 ÷ 使用回数
で1回あたりの金額を見ると判断しやすくなります。
今回取り上げた商品では、1回あたりおおよそ880~2,000円です。
毎日使うと負担が大きくなりますが、「休日だけ」「週末だけ」「予定の前だけ」と決めれば取り入れやすくなります。
炭酸パックを使う基本的な流れ
基本はクレンジング・洗顔で肌を清潔にしてから使用します。
2剤式なら使用直前にジェルとパウダーなどを混ぜ、顔全体へ塗布。メーカー指定の時間を置き、剥がす・拭き取る・洗い流すなど、その商品の方法で取り除きます。
最後は化粧水や乳液、クリームなどで肌を整えます。
特に注意したいのが放置時間。
「長く置けばさらに良い」と自己判断せず、指定された時間で終了します。
メディプローラーのシートマスクも、公式FAQで長時間使用しても効果が増すものではなく、約10分の使用を推奨しています。
まとめ
炭酸パックには、60分かけてジェルを固めて剥がすものから、約10分で終わるシートタイプまであります。
炭酸パックを選ぶときは、美容成分だけでなく、
「何分かかるか」
「最後に剥がすのか洗うのか」
「1回いくらか」
「勤務日に使えるか」
まで比較した方が実用的です。
夜勤明け、日勤前、休日。
夜勤明けは10分のシート、時間のある休日はジェルタイプ。シフトやその日の余裕に合わせて使い分けると、炭酸パックも取り入れやすくなります。

